https://econ101.jp/japan-is-not-ready-for-the-culture/
マット・アルト「(オタク文化には)多様性、抗議、クィアなどが深く組み込まれている。しかし、それらの概念は、今のアメリカの指導者らにとって、「禁句」に値する(略)(米国在住のオタクカルチャーの)ファン層が、公的な監視に置かれるのは火を見るより明らかだ」同記事 まさに悪夢的な未来予想だね…
https://twitter.com/kemohure/status/1889781428071633332
昔から言われる、G7諸国において、米国以外の全ての国(日本含む)は世俗主義の世俗国家であるが、米国だけはキリスト教の宗教国家であるということの意味が分かってくる事態だね…。オーウェルが、英国には悪い部分も沢山あるが、世俗国家であることは良い点で、守らねばならないと指摘した意味が分かる
https://twitter.com/kemohure/status/1889782669610713181
厳格なキリスト教の規範から見たら、日本のオタクカルチャーの重要なベースである、ハーレム展開とか性的描写とか、絶対に許し難いものだろうし、マット・アルトが上記の論で指摘するように、これまでのようにオタクカルチャーを米国でビジネス展開することは政治的に難しくなるだろうと感じるね…
https://twitter.com/kemohure/status/1889786819362832830
余談ですが、米国は87年に放送の中立性の原則を撤廃したことで過激な言説の歯止めがなく、急激に分断と対立が進んだことはジョセフ・ヒースが「啓蒙思想2.0」で分析しているのでご一読お勧め 「87年、米連邦通信委員会は放送局に義務付けていた「フェアネス・ドクトリン」を撤廃」(啓蒙思想2.0)
しかし、イーロン・マスクの方がオタク表自戦士を代表してるから、何とも言えんよね。
だいたいトランプ支持者はオタク系ウヨクと宗教右翼の野合なので、いずれ矛盾や対立が表面化する可能性もあるけど。
昔のナチスも、キリスト教の道徳主義なんかバカにしていたけど、けっきょく反共という点で協力していくんだよなぁ
マット・アルトの分析は、下記のNHKの特集などの問題が加速するという分析。アメリカは保守派が青少年保護の名目で表現規制を行っており、スティーヴン・キングの小説やTRPGのD&Dなども焚書などの弾圧対象になった。フェルナンド・バエス「書物の破壊の世界史」などに詳しい
https://www3.nhk.or.jp/news/special/international_news_navi/articles/feature/2023/06/19/32270.html
https://twitter.com/kemohure/status/1889932145780818360
「2001年12月30日、米国ニューメキシコ州南部のアラゴモードにて(略)(キリスト教団体により)『ハリー・ポッター』シリーズ数百冊を公衆の面前で燃やした」(書物の破壊の世界史) ハリー・ポッターは異教的書物とされて、厳格なキリスト教徒から憎まれている。この辺の弾圧が加速するという話ですね
https://twitter.com/kemohure/status/1889934177031823809
マット・アルトは、昔から日本文化、特に日本のオタク文化を研究している比較文化研究者で、オタク文化を高く評価していますが、欧米の宗教保守的価値観から見ると、オタク文化は異教的文化そのものなので、欧米のそういった層から圧力を掛けられても、日本は文化を守った方が良いと言っている方ですね